結論
シンガポールの観光地では、美味しそうなジュース・食べ物を持っている時は特に、背後から野生のおさるに襲われぬようご注意ください。
当地は様々な場所に、野生のおさるについて注意をうながす看板があります。
が、しかし、野生のおさるは見ても襲われたりすることもなく、今ひとつピンと来てませんでした。
先日、とうとう野生のおさるに襲われた人を見てしまいましたのでご報告いたします。
現場は、シンガポール動物園でした。
入場してすぐのツリートップ・トレイル(Treetops Trail)
木のボートウォークの正面、高い木々にはフクロテナガザル(siamang)が鳴き声も高らかに飛び回り、その下を流れる小川には数匹のどでかいワニ(ガビアルモドキ False gharial)が鎮座しています。
https://www.mandai.com/en/singapore-zoo/animals-and-zones/treetops-trail.html
「キャー」っという女性の叫び声に振り向くと、
・ボード・ウォークの手すりに座ってジュースからオレンジを取り出そうと奮闘する野生のおさる
・泣きそうな顔で小川をのぞき込む女性とそれを気づかう男性
・悲しげにプカリと小川に浮かぶ10ドル紙幣と、沈んでいくキラキラ輝くスマホらしき影が。。。
何の協力もできそうもないので、そのまま先へと進みます。
・動物園なのに野生のおさるがいるシンガポール動物園の懐の深さ
・野生のおさるの怖さ
・今後は野生のおさる注意の看板があるところでは周囲への警戒を怠らないこと
などなどを娘と話しつつ進んでいると、動物園の女性職員2名とすれ違いました。
なぜだか、でっかい水鉄砲を持っています。
このお二人の正面の姿の写真を撮らなかったことが惜しまれる、、、ゴースト・バスターズ3の隊員ような勇姿でした。
ちょっと面白そうだからと追いかけてみると、なんと先程のツリートップ・トレイルに入っていきます。
そして、手すりでジュースをいじる野生のおさる(っていうか、まだそこにいたんかい!)に対しておもむろに水鉄砲ぶっぱなします。
からっぽのコップを片手に近くの木に登って、職員さん達に威嚇をはじめる野生のおさる。
そんな野生のおさるに対して、棒も使って叱りつけているゴースト・バスターズ。
そして先程スマホを川に落としてしまったカップルは、他の職員と一緒に戻ってきて、”あそこに落ちたんだよ”って説明しています。
その職員さんは、カップルを気遣いつつトランシーバーでどこかに連絡しています。
が、ここはどでかいワニがいる小川、、、水没したスマホを救出は可能なのだろうか???
ここに桃姫がいたのであれば、「ケイオス(chaos)!!!」と叫んでくれるに違いない状況でした。
野生のおさるがいる場所では以下を遵守しましょう。
・野生のおさると目をあわせない、笑いかけない!
・食べ物を見せない!
・野生のおさるがいる所ではビニール袋は持ち歩かない!
野生のおさるにとっては「ビニール袋=食べ物!!」
・野生のおさるにエサを与えちゃだめ!
罰金 5,000SGD、あともっとくれ!と襲われるかも
・フラッシュ撮影をしない
・野生のおさるに近づかない
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