独身貴族の日曜日の朝、マウント・フェーバー(Mount Faber)のお墓参りをしてきました。
と思ったら、マウント・フェーバーではなくケッペル・ヒル(Keppel Hill)でした。
どこからフェーバー山で、どこからケッペル丘なのか、、、今ひとつわかりません。。。
地図と目次の番号が一致しています。
注意点
ありがうじゃうじゃいるし、ぬかるんだ急勾配をガツガツ登ります。
午前中に行く、十分な水分を含めた装備、足元のしっかりしたブーツ等々は必須です。
今回多少どの道を行くか迷うことはありましたが、未開のブッシュを踏み分ける必要はありませんでした。
見えない段差、水たまり、ヘビなどもいる可能性は否定できないので、踏み固められた道のみを探して通ってください。
①ケッペル・ヒルの入り口
駐車場、Seah Im Carparkの北西の隅っこにあります。
遠目ではさっぱりわからず、不安にかられます。
が、登山をしそうな服装の人たちが数名北西の隅っこに向かっています。
この木が目印です。
この木に向かって左側、看板のある後ろ。
不法侵入はしたくないのですが、ありとあらゆるブログ、動画で、皆さんがここを通っています。
大丈夫です。たぶん。。。
②防空壕:Air Raid Shelter
びっくりする位すぐに防空壕があります。
中にも入れるようですが、一人だったので躊躇。。。
防空壕の左手に急勾配があります。
写真のように手すり用のロープが渡されているので、気合で登りましょう。
③道路に出ます
急勾配を登ると道路に出ます。
グーグル・マップ上だとこの道路名はケッペル・ヒル???
もしくはウィッシャート・ロード(Wishart Rd)?
道路に出たら左に進みます。
④右手に折り返します。
道路の先は、開けた草地になっています。
二股に分かれる道がいくつかあるので、どっちにいったらいいか迷うのですが、結局その先で合流するパターンっぽいです。
⑤ジャングルに突入です
⑥ケッペル・ヒル貯水池(Keppel Hill Reservoir)
日本軍によるシンガポール占領時代には、日本人将校がプールとして利用していたこともあるそうです。
この貯水池で溺れて亡くなった方々の記録があります。
冒険心で泳いでみたり、ふざけて友達を押したりは絶対にやめてください。
海外で溺れて寝たきりになってしまってようやく日本に搬送されてきた、という方々と接した経験があります。
ご家族のご負担心労ははかりしれないものがあります。
水があるところでの、油断やふざけた行為は一生の後悔につながります。
この飛び込み台の右側に進みます。
すると↓の階段があるので、そこを登ります。
この先がちょっと道がわかりにくいですが、木々にいろいろな印がついているので、印がある方向に進めばだいじょうぶそうです。
⑦レンガづくりの階段
レンガで整備された場所にでてきましたー。
階段の手前に右に行ける道があったので、右に曲がってみました。
⑧海軍嘱託小本江笠之墓
今回の目的地、小本江笠(Komoto Ekasa)さんのお墓です。
しばし手を合わせてご冥福をお祈りさせて頂きました。
東大卒の造船技師で、日本軍による占領開始直後の1942年に来星し、その4ヵ月後に過労でなくなったそうです。
なぜ日本人墓地ではなくこの場所なのか、民間人なのに海軍がこんな場所を整地までしてお墓を建てたのか、謎は多い。。。
四季はない、国土は狭い、歴史は浅くて見るものは少ない、と言われがちなシンガポール。
ですが、私達日本人もまだまだシンガポールで見るべき場所はいくらでもありそうです。
お参りさせて頂いて、山頂に向かいます。
踏み固められた道が続いていますが、だいぶ草も生えていて、ちょっとわかりにくいかもです。
くれぐれも誰も通ってないブッシュを踏み分けたりしないようにしましょう。
探せば必ず道はあるので、それに沿って上へ上へと進みましょう。
と、奮闘しているうちに、ケーブルカーが見えてきます。
⑨Poland’s Bells of Happiness
「結婚式場かな?式中にここを通り抜けたら、気まずいな。。。」って思いつつ横を通りました。
ポーランドとの友好の証のようですね。
記念のベルが2つあるようですが、写真を撮りそびれました。
なるほど、それを記念してベルがたくさん吊るされてるのか!
ここから下って、道路を回れば、マウント・フェーバー・ステーションです。
⑩マウント・フェーバー・ステーション
年パスを持っているので、気軽にケーブルカーに乗って、登ってきた道をもどります。
マウント・フェーバーは相当歩きまわって来たのですが、フェイスブックの投稿で小本さんのお墓を知りました。
コロナ禍の渡航制限等々も解除されつつある今日この頃。(オミクロンの次のBA.2の破壊力次第ですが。。。。)
ようやく「週末にちょっと南の島へ海外旅行」、が実現しそうですが、まだまだシンガポールの歩きたい場所は尽きません。
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