シンガポールの失われた箱舟(Lost Ark)と呼ばれる、ザ・デック(The Deck)。
「シンガポールは国土が狭いし、季節もなくて、つまんない。」って思ったことのある在星邦人の方におかれましては、一度は訪れて頂きたい場所です。
「そんなこと一度も思ったことないわ!!」って方でしたら、なおさら一層楽しめると思います。
シンガポールに観光旅行で来た方も楽しめるんじゃないかなあ。。。
今回は無駄に歩きまわってみましたが、それでも2km弱のシンガポールの知られざる一面を垣間見た素敵な旅でした。
以前からレイル・コリドーのこの辺りを歩くたびに、運河の西側の深い森が気になっていました。
Google Mapで、ザ・デック(The Deck)という謎の表記。(日本語的に言えばデッキなんでしょうけど Google マップ上ではザ・デック)
以前一回このジャングルをちょっとだけ歩いたのですが、下草もすごくて準備も整ってないので撤退しました。
その後調べる中で、シンガポールのLost Ark (失われた箱舟)というすごい綺麗な デッキがあることを知り、探索してみたのでご報告致します。
地図と目次の数字が一致してます。
①スタート Corridor Exit
ポーツダウン・アベニュー(Portsdown Ave)とクィーンウェイ(Qweensway)の交差部分に、レイル・コリドーへの入り口があります。
ここからレイル・コリドーに入って南下します。
ところで、レイル・コリドー(Rail Corridor) =グリーン・コリドー(Green Corridor)=ザ・グリーンウェイ(The Greenway)です。
②モスクHang Jebat
南下すると、右手(レイル・コリドーの西側)にMasjid Hang Jebat(モスクHang Jebat)が見えます。
このモスクでレイル・コリドーから西側に離脱します。
③ジャングルの入り口です
このジャングルの正式名称はなさそうです。
勝手に、ザ・デックのあるジャングル(the jungle with The Deck)と名付けます。
わりと開けた原っぱと言うかしげみを進みます。
↓のユーチューバーさんは2021年7月のようですが、これよりも大分下草が生えてます。
④ここの分岐点を左に行きます
前回はよく分かってなかったので、ここを右手に進みました。
右手にも小さな池と言うか水たまりがあります。
結構踏み固められた道があるので、なんとなくすすめる感じでした。
次回はここの右側を探索してみようと思います
だんだん道がわかりにくくなってきます。
草が生えまくってます。
ときおりこの草を手入れしてくれる人がいるのでしょうか???
正直不安しかありません。
コブラとかいないよね。。。。
この先にほんとに失われた箱舟なんかあるのかなあ。。。。
⑤The Deck ザ・デック
あ、あった。。。
ベンさんという方が作ってくれたそうです。
驚くぐらいしっかりした作りです。本当にありがたいです。
ここはどこなんだろう!?!?と思える不思議な空間を一人堪能。。。
いやー、ここはいいなあ。。。
⑥さて、探検の続き、茂みに入ってきます
ザ・デックからの眺めをしばらく楽しんだ後は、探検継続です。
同じ道を戻るのではなく、迷うのを覚悟であえて他の道がないかを探してみます。
するってえと、こちらの茂みにしっかりとした道が続いてそうです。
となりのトトロでメイちゃんが迷い込んだ森のようです。
トトロのもとに連れて行ってくれた道みたい。
⑦開けた場所に出ました
あえて Google マップは見ないで進んできましたけど、ここで Google マップを確認。
AYE(Toll road) の横に出るんですね。
AYEの横の原っぱを歩くのもいいんですけど、根があったり水たまりがあったりで歩きにくい。。。
一番近くのワーウィック・ロード(Warwick Rd)に出ます。
⑧ワーウィック・ロードのこの先、民家の間を入ります。
⑨レイル・コリドーへはこちら。
民家の裏側ですが、だいじょうぶです、通ってOKです。
レイル・コリドー、本当に奥深いですね。
このアレクサンドラ・ホスピタル裏手のレイル・コリドーはしょっちゅう歩いています。
深い森が気になるなーと思ってたんですが、ちょっと調べたらこんな冒険ができるとは。。。
調べる中で、日本人としてはこころに痛い歴史を知ることが出来ました。
Not all cheery the though. The Queenstown forest area has a dark history. The forest was the site of Normanton Oil Depot since 1920s. During WW2, the depot was set on fire under ‘Scorched Earth Policy’ to prevent oil reserves from falling into Japanese hands.
https://www.facebook.com/amrin.page/posts/349899449828155?cft[0]=AZVm2VWYDCalG7-D4kJVtmmKDe5Y6Xk1b3U-tHeBvcWFqbwxKFUvD2kD58_3ufDVYhB9VqyeoLvXgJEglQtNMmPxXLHIwYYyuJWHpR1EUG0DDtkrSvBWXsyx8GNCGXc6or8Pb7MmOkgCa4UPBCOb9an3&tn=%2CO%2CP-R
Worst, Japanese troops mercilessly imprisoned and killed hospital staff and patients at the nearby Alexandra Hospital after British surrender. Today’s peace did not come easy.
「しかし、明るい話題ばかりではありません。クイーンズタウンの森には、暗い歴史がある。この森は1920年代からノルマントン石油基地があった場所である。第二次世界大戦中、石油備蓄が日本軍の手に渡るのを防ぐための「焦土作戦」で、この油槽所には火が放たれた。
また、英国が降伏した後、日本軍は近くのアレクサンドラ病院の職員や患者を容赦なく監禁し、殺害した。今日の平和は簡単に手に入ったものではない。」 Deeple 翻訳
アレクサンドラ病院の日本軍による虐殺については、上の本でも取り上げられていました。
戦争は決して他人事にしては行けないと再確認しました。
決して広くもありませんが、シンガポールには歩き尽くせ無いくらい歩くべき場所があるかなーと考えています。
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