生産性を自分の判断軸に取り入れる

「自分の時間を取り戻そう」の帯 厨二病に学んで欲しい人生チート

「異世界転生モノが好きな中二病の君に、簡単に手に入るチートを紹介するよ。」カテゴリーの第一弾です。

まず結論

この本を読んでくれい。

スマホで、動画みたり異世界転生モノ読むのはいい!!

そのノリで、この「自分の時間を取り戻そう」を読んで、「生産性」という概念を自分の判断軸に取りいれてくれ!

その1 「生産性を自分の判断軸に取り入れる」その意義は?

生産性とは、投入する希少資源に対して、得られた成果がどの位大きいかの割合。

希少資源ってのは、時間やお金や物や精神的な負担とか体力、などなどの有限で貴重な資源のこと。

生産性の説明の図

「生産性を自分の判断軸に取り入れる」ことは、君たちの未来の選択肢を広げる一助になると考えています。


私は今のところ専門職の技術を持ってシンガポールで働くことが出来ているけども、正直不安でいっぱいです。

今持っている技術が不要な時代が突然来たら?

新型コロナによる変化で、お客さんが激減しているけど、このままお客さんの数がもどらなければ?

現代は、VUCAな時代と言われるのは知ってるかな?

Volatile (変動)、Uncertain(不確実)、Complex( 複雑)、Ambiguous( 曖昧)これらの頭文字をあわせた造語です。

もー技術進歩が激しすぎて、変動が大きくて、不確実で、複雑で、曖昧で、仕事とか社会情勢とか異常気象とかの未来予測が難しい時代です。

アイフォンが発売された15年前、その時ですら、携帯電話で世界中の人と顔を見ながら話せるのは、SFとか空想の世界のことだったんだよ。

そんなVUCAな時代、君たちがこれからどんな大学に行ってどんなことを学ぶべきなのか、それは誰にも教えてあげられません。

好きとか、夢中になれるとか、未来がありそうと思えるとか、いろんな基準でもって自分で決めてもらうしかありまへん。(大学という選択肢自体も考えてもいいかも)

この前この本を6年ぶりに読み返して、君たちにはぜひとも「生産性という判断基準」を持って自分の未来について考えて欲しい!!と思ったんですよ。

この本の第8章の表題は「高生産性社会に生きる意味」です。

VUCAな時代ってのは、高生産性社会へのシフトがどんどん加速する時代だから、VUCAなんだなーと腹落ちしました。

インターネットやその他の技術の進歩により、人間一人の行動・時間・持っているものがますます有効活用されていく時代。

もう後戻りはできないよね。

外国のお友達と1ヶ月毎の文通する時代、日本で流行っているアニメは数年後にビデオになってからようやく見ることができる時代、そんな時代には誰も戻りたくないでしょ。

生産性の高い方法が、生産性の低い方法をどんどん淘汰していく時代。

そんな高生産性社会へのシフトが加速する社会で生きるために、「生産性」今のうちから自分の判断軸に取り入れよう!

その2「生産性を自分の判断軸に取り入れる」メリット

メリットその1 生産性という軸で自分の行動を考えると面白い

お父さんはこの本を読んでて、「あ!お酒を飲む時間の生産性が高くなった!」と気がついたのが面白かったよ。

毎日家で晩酌してたけど、健康を考えて特別な時にだけ飲むように回数を減らしたのよ。

飲み会に誘われた時とか、すっごく美味しそうにお酒を飲んでいる映画とか観てめちゃくちゃ飲みたくなった時だけとか。

結果、今は月1-2回程度になってます。

手に入れたい成果を「お酒を飲んで楽しい時間を過ごす」として、投入する資源を「お酒を飲む時間、お金」となるわけですよ。

飲む回数を減らしたので、もちろん「お酒を飲む時間、お金」は激減です。

毎日飲んでる時は、そこまでお酒を飲んでも激烈楽しいわけではないのよね、なんか飲みたくなっちゃうだけで。

でも、回数が減ったら「お酒を飲んで楽しいと思う度」が激上がりなんです。
       
    「お酒を飲んで楽しい時間を過ごす」↑↑↑  =  お酒を飲む時間の生産性↑↑↑↑↑↑
      「お酒を飲む時間、お金」↓↓↓

            
地味ーにお酒を飲む回数を減らすのって慣れるまで結構ストレスだったんだけど、「お酒の回数を減らす努力」の生産性もめちゃくちゃ高いんだと、今気がついた。

実際投入する資源って、「お酒の回数を減らすことによるストレス」くらいだし。              

      「お酒を飲んだときの喜びが倍増+酔っ払って楽しい時間を過ごすときの特別感が倍増+お酒を飲まずとも楽しくなれる方法を手に入れた」
                             「お酒の回数を減らすストレス」

とまあ、いろいろなことを「生産性」という判断軸で考えると面白いですよ。

メリットその2 自分という希少資源を、大切にすることができるようになる

この本を再読するまで、「生産性」っていう言葉への抵抗感 がすごくあったんだよねー。

6年前に読んだはずだけど、内容を完璧に忘れていたことに凹みました。

「やべえ、6年前のこの本を買って読んだという行為の生産性が低すぎるんじゃね??」なんて思ったり、、、まあいいか。。。

さて「生産性」っていう言葉への抵抗感 。

一生懸命長時間働いて、寝ずに勉強して、さらにギリギリまで切り詰めて、もっと頑張れ頑張れって、言われるイメージ。

自分をすり減らすイメージがあったんだよね。

そのイメージが間違っていることは、この式を見直せばわかるハズなんだけど、、、どうだろう?

長時間働く、寝ずに勉強=時間という希少資源の投入を増やす、これは分母を増やすことになるよね。

もっと頑張れ=気力・体力という希少資源の投入を増やす、これまた分母が増える行為だ。

成果のために、時間や気力や体力(=有限で貴重な資源)をぶっこむことは、「生産性を下げる行為」なんだよね。

生産性を上げるってのは、「いかに時間や気力や体力をつかわずに、成果を上げるか」ってことを考えることなのよ。

長時間だったり、心も身体も疲れてしまう労働環境を解決すること、つまり自分という希少資源を大切にするために必要なことこそ、「生産性を上げる」ことなのよね。

その3「生産性を自分の判断軸に取り入れる」時に気をつけること

気をつけること1:「生産性」は他人軸だけでなく、自分軸も超重要

他人軸だけで生産性を考えると、ちょっとつらい。

たとえば君が日本の小学校に通う5年生だとしよう。

夏休みの最終日の朝10時。

算数のドリル5ページ、漢字ドリル5ページ、日記が後5日分残ってる。

そんな時に、本棚の「暗殺教室 18巻」に手が伸びてしまったとしよう。

こんな時にこそ、アウトプットはなにか、インプットはなんなのか、について考えて欲しいんだよね。

この式、もういい加減覚えた?

例えば君がこんな式を立てたとしよう。

      今日中に宿題を終わらせること 
    暗殺教室 を18巻から読む時間・体力・気力
   
君のその行動の生産性は高い?低い?


ならこんな式ならどうだろう?

ドリル1ページで1話ずつ読むことでやる気を上げる!
    暗殺教室 18巻を手に取る行為

なんだろう、生産性が上がった気がするね。

例えば、君の担任の先生が「暗殺教室」が大好きでよく熱く語ってる場合、こんな式はどうだろう。

 自由研究の「暗殺教室〇〇関する考察」を、他の宿題が終わってないことを先生が納得する位の内容に仕上げる/暗殺教室 を18巻から読みなおして、自由研究を磨き上げる時間・体力・気力

暗殺教室の18巻を手に取る行為の生産性がめちゃくちゃ上がった気がするぞ。

僕は他人軸の評価が気になってしまって、漫画を読んだ後に泣きながら夜中まで頑張って宿題終わらせという子だったなー。

生産性を他人軸ではなく自分軸で判断して、暗殺教室の分析にすべてをかけて他のドリルは全部捨てる小学生。

VUCAな時代はそっちのほうがいいかもね。

そしてドヤ顔を怒られて、計画性を持って宿題を終わらせる小学6年生に成長して欲しい

気をつけること2:他人に、生産性に関する自分軸を押し付けない

「先生、夏休みの宿題で算数とか漢字のドリルなんて生産性の低いことはしたくありません!」なんて屁理屈は言わないでね。

生産性に関して自分軸を大切にするってことは、他人に自分軸の考えを押し付けることではありません。

自分軸を大切にするってことは、「相手の自分軸を尊重する」ということです。

他人の行動の生産性に口出しをする時は、本当に考え抜いてからにしてね。

「暗殺教室を読むなんて、そんな生産性が低いことはするんじゃない!!!」って言われたら、いやすぎるでしょ。

その4 「生産性を自分の判断軸に取り入れる」ための成功法

まずは「自分の時間を取り戻そう」を読んで、生産性について学んでみよう。

で、自分の行動について「生産性」という軸で色々判断して、「どうすれば生産性をあげられるのか」を工夫してみるのはどうだろう。

やっている習い事とか、勉強のやり方とかに関して。

「生産性を自分の判断軸に取り入れている」小学生、中学生、高校生。

これからのVUCAの時代に、頼もしいですな。

生産性についてさらに考えたくなったら↓の本もおすすめ

結論

ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方」を読んで、「生産性」という概念を自分の判断軸に取りいれよう!さらに「生産性」について知りたくなったら伊賀 泰代さんの「生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの」を読んでみよう。

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