デンプシー・ヒルにひっそり隠れた小道、実はパイプライン・トレイルでした。

パイプライン・トレイルを堪能する

青空と白い雲のコントラストが気持いい日曜日の午後。

誰もかまってくれない連休最終日でした。

そんな日はシンガポールを探検します。

ケイシャン・ロード(Kay Siang Rd)からデンプシー・ヒル(Dempsey Hill)の最奥スポット、SCCデンプシー・フィールド(SCC Dempsey Field)につながる、地図に載っていない裏道。

ずっと不思議な存在だと思ってましたが、シンガポールで散歩する場所を探す中で知ったパイプライン・トレイルの一部であることを先日知りました。

一部のトレイル好きの人たちには知られた場所のようです。

今回は以下のr/singaporeさんが作ってくれたgoogle mapのマイマップを参考に探索しました。

2022年5月に歩いたときにこのトレイルの一部が通行止めになっていたので、ずっと歩いていませんでしたが、r/singaporeさんの記録を読むと、どうも開通している様子。

1人寂しい日曜日の午後にここを探索してきました。

地図と目次の番号が一致しています。

①デンプシー・ヒルのパイプライン・トレイルのスタート!

今回は、タングリン・ロード(Tangling Rd)とケイシャン・ロード(Kay Siang Rd)の交差点、フェニックス・パーク(Phoenix Park)の南側にある細長い原っぱがスタート地点です。

前からフェニックス・パークと道路の間の謎のデッドスペースが気になってたんですよねー。

なぜわざわざ原っぱにしてるんだろう?と。

まさか、こんなところにマレーシアから水を輸入するパイプラインが埋設されてるなんて。。。

フェニックス・パークの緑が眩しい

②森に突入

さあ、トレイルに本格突入です。

シンガポールにおいては、原っぱから繋がる道には冒険が待っています。

近影を撮り忘れたので、昨年撮った写真。。。

ブログはオワコンと言われる昨今。

動画でシンガポール散歩ユーチューバーでも目指すかなあ。。。

この森への突入部分がいつもワクワクするんですけど、写真じゃつたわらない。。。

いきなり雰囲気が変わるんですよ。

ぜひ体験してほしい。

シンガポール同業者の皆さんをお誘いして散歩の会を2回開催したのですが、3回目はこちらをご案内予定です。

突然雰囲気が変わります!
カイシャン・ロードからの裏道
以前の記事を読み返したらGIF動画にしてました。んーイマイチかな。今度撮り直そう。

③用水路

用水路を渡ります。

さて、ここにもソーラーパネル付きの監視カメラがあります。

さすがパイプライン・トレイル、監視が厳重です。

この監視カメラと、上の写真の右側の四角いコンクリートの上の四角いマンホールは、パイプライン・トレイルを歩いているとよく目にします。

トレイルから外れたかな?と不安になったときに、この2つを見ると安心します。

木が倒れていて通りにくいですが、右側に踏み固めた道がありまっす。

④猛犬注意

この辺りは両側に、立派なお屋敷が広がっています。

私有地なので写真はありませんが、2021年に歩いたときに左側のお屋敷に犬が2匹いて、金網越しですが凄まじく吠えかかられてビビった記憶があります。

今回は犬はいませんでした。

そこそこの高低差があります。
こんな感じでお屋敷に挟まれ狭くなってるところもあります。
ソーラーパネル付き監視カメラを見ると、間違ってない道だ!と安心します。

2022年5月に歩いたときには、この道の一部が倒木でがっつり通れなくなっていましたが、今回その倒木は跡形もなくなっとります!

⑤SCCデンプシー・フィールド

うっそうとした森に挟まれたトレイルを進むと急に開けたグラウンドが!!!

このNO ENTRYの看板は、グラウンドに入るなよ!!!って警告です。
Rugby Club For Boys And Girls – SCC Rugby Academy – Rugby and Touch for all ages from U4-U17

子どもたちがこのSCCラグビーアカデミーに所属しており、このグラウンドにはシーズン中はよく来ています。

初めてこの裏道を歩いた時、このグラウンドに出て運命を感じてしまいました。

あー、自分はこのトレイルと歩くためにSCCに所属したに違いない!!なんて。。。

グラウンドに入らないようにしましょー!!

このトレイルからグラウンドに侵入があからさまになると、通れなくなってしまう可能性がある気がします。

どうしても整備されたグラウンドに入りたくなりますが、グラウンドにはいらないよーにー!!

グラウンドに入ると左側に抜ける道はありません!!!

少し湿地っぽくなっている原っぱで、足元はイマイチですが、左側をずっと進んでください!!

パイプライン・トレイルを探索する動画で、思いっきりグラウンドを横切って、デンプシー・ヒルのDa Paolo側に階段を登っているのがありますが、グラウンドは横切らないようにしてくだされ。

ルール違反が目立つと規制が厳しくなるかも。

ちなみにパイプライン・トレイルもかなり規制がきつくなっているようです。

以前のブログを参考に探索すると明らかに柵が増えています。

おお!!パイプライン・トレイルでよくみかける看板!!

⑥パース・ロード (Peirce Rd)へ

SCCデンプシー・フィールドからパース・ロードまでの足元がぐちゃぐちゃしてたりで要注意です。

が、道路に出れば楽になります。

⑦パース・ロードからSCCデンプシー・フィールドの眺め

グラウンドの向こう側の階段を上がるとDa Paoloがあります。

おまけ
SCCラグビー・アカデミーに所属すれば、こんな素敵なグラウンドでラグビーが出来ます。
会費はそれなりですが、練習中は民間の救急車と救護スタッフも常駐してたりで安心です。
お子様の習い事にご検討頂けたら幸いです。
(SCCとの利益相反はございません。)

まあ、雨が降るとぐちゃぐちゃで大変なことになるんですけど。。。
このグラウンド、時にはカワウソが出現することもあります。

⑧たぶんここもパイプライン・トレイル

さて、パース・ロードを進んでいると左手に原っぱが。

そこにはソーラーパネル付きの監視カメラが。。。

推測ですが、たぶんこの下にパイプラインが走ってるような気がします。

⑨この先はパイプライン・トレイルじゃなさそう

この辺りは再開発が進んでパイプライン・トレイルがよくわからなくなっとります。

r/singaporeさんの作ってくれた地図でも、Urban Exploreさんが作ってくれたパイプライン・トレイルの地図でも、この周辺は微妙です。

http://urbanxplorers.com/trunk/20180525-The-22km-Pipeline-Trail.pdf

今回はこれらの地図を疑って、実はこの先がはっきりしていないパイプライン・トレイルなのでは???

俺がパイプライン・トレイルの新たな地図を作るぜ!!という意気込みで歩いておりました。

が、結果的にパイプライン・トレイルではなさそう。という結論に至っております。

リッドアウト・ロード(Ridout RD)とパース・ドライブ(Peirce Dr)の間に原っぱがあります。

ここをまっすぐ進みます。

しばらく進むと原っぱが分岐します。

⑩分岐点

従来のパイプライン・トレイルの地図だとこの右側、パース・ドライブを進んだ部分が、パイプライン・トレイルになっています。

が、私は左側がパイプライン・トレイルなのでは???と仮説を立てて探索します。

左側に橋があります。

大豪邸を右手に丘を登る感じです。

さすがに写真は撮ってませんが、ホテルみたいな大豪邸

丘を登り切るとほどほどの豪邸郡の裏手の原っぱを進みます。

⑪階段

今までこの原っぱを2回散歩しましたが、いつもこの階段を登って来ています。

↓の記事でいうところの第三原っぱの入り口

今回はここを西側に進むのがパイプライン・トレイルなはず!!と考えて、パイプライン・トレイルである証拠を探しながら、初めてこの階段の西側の原っぱを進んでみます。

初めて歩く原っぱはワクワクします。

さあ、私の予想が正しければ、あの場所に出るはず。

⑫デンプシーの高級住宅街からクィーンウェイにつながる抜け道原っぱ

やはりここにつながっていた!!!

やっぱり出た!!

個人的にはすごく嬉しい発見なのですが、誰にも伝わらないこの感動。

以前歩いて見つけた原っぱと合流!!

まー、どうでもいいですけど、こういう個人的な発見は嬉しいものです。(誰に伝えても共感してもらえない個人的な感動。)

今回このルートがパイプライン・トレイルだと仮説を立てたのは、この原っぱが明らかに怪しいからです。

ガソリンスタンドとコンドミニアムの間の、「なんでこんなところに原っぱが??」という原っぱ。

今まで出会った「なんでこんなところに原っぱが?」という原っぱが、結構な確率でパイプライン・トレイルだったからなのですが。。。

この時点では、いかにもパイプライン・トレイルな看板やソーラーパネル付きの監視カメラやコンクリートで保護されたマンホールは見当たりません。。。

⑬ここって地下で何かがつながってない?

原っぱからクィーンウェイに抜けて向かい側を見ると、何やら細長い通り抜けできそうな原っぱがあるんですよ。

こちらの原っぱから、あちらの原っぱへ、クィーンウェイの地下を通して何かが走ってるのでは???と私は推察したのです。

北側の歩道橋を通って反対に渡りましょう。

やっぱり細長い原っぱがありました。

が、、、パイプライン・トレイルを示唆するものはありません。

んー、この手前の原っぱにもあったこれって、変電器的な何かかなあ。。。

立入禁止の看板等はないので、原っぱを進みます。

HDBの裏の土手につながってるので、ずんずん進みます。

その先には!?!?

⑭変電所的な何か?

んー、電気関係の何かがありました。

残念、、、パイプラインは関係なさそうです。

この先も少し探索しましたが、パイプライン・トレイルらしき手がかりは一切なし!

地図の⑩分岐点から右に行くのが、パイプライン・トレイルの正解で良さそうです。



いやー、探検気分を堪能できた一時でした。

パイプライン・トレイルを巡る冒険、続きます。

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